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日本写真会 会報ダイジェスト 
2004−1・No.305
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●巻頭言 「いつも心にカメラを」 会長 福原 有一
 明けましておめでとうございます。

 旧年中の成果はいかがでしたでしょうか。シャッター音は軽快でしたか。心に残る作品はいくつできましたか。そして益々腕を磨いていますか。

 さて、最近日本写真会のメンバーが減少傾向にあり大変残念なことです。そしてあとひとつ残念に思うことは私たちがテーマとして掲げる「光と其階調」そのものの解釈を二十一世紀の現代語に明快に翻訳する努力に欠けていることです、そしてそのことが今の日本写真会の魅力に欠けるひとつの部分かもしれないと反省しております。一方、カメラを持つ楽しみは個々に違いがあるものの、皆さんが一様に関心を持てる最大公約数的なものを捉えて伸ばしていけば、我が日本写真会での活動がより楽しくなるのではと考えております。以前カメラの技術はキャッチボールに似ているという話を聞きました。まずは相手までボールが届くこと。その次は、相手の胸元へのコントロールが大切。そして次にはスピードをつけてゆくという段階を追った技術の向上です。前述したようにカメラのもつ、撮るという楽しみをスタートして、それからどの段階へ進めてゆくか、その指導の仕方が問われているのだと感じています。会員減少傾向をストップさせるために皆さんと共に知恵を出し合いましょう。

 日本写真会では毎月の例会そして富士フォトサロンでの展覧会を通じてカメラの技術と美に対する感性を磨くのは勿論のことですが、裾野を広げてカメラの楽しみを普及させてゆくことも役割のひとつだと考えています。最近は同好の士が集うことを面倒くさがるとか、会そのものが何であれ敷居が高いなどと思い、他の趣味の団体でも加入者が減少していると聞きます。撮る対象は違ってもカメラを通して育まれてゆく人間関係は、それはそれで暖かく心に豊かにしてくれます。また、同じ被写体を狙っても同じようにシャッターを切っても同じ作品は生まれてきません。つまり人柄が写真に現れてくるからで、それがまた面白いのです。他者の作品をその人の人柄と思い合わせて共に見る。気が短いと思われていた方が、三日も待って撮りたいものが撮れた。心に描いていた通りに撮れた、その自慢の作品を見ながら、撮るまでのドタバタを、作品の裏に隠されたストーリーを聞くのも面白いものです。それもこれも皆さんが集まって一緒に活動しているからできることです。日本写真会の仲間を増やして、お互いの作品をおおいに楽しみましょう。

 男性であれ女性であれ、いつまでも若くあるということは感動を忘れないということだと思います。今流行の山歩きに四季折々の景色を撮るのも感動的ですし、同じ日常の風景でも自分の意識の違いで今までとはまるで違ってみえるかもしれません。しかしながら見えたものを即座に撮るというのでは、先ほど例えたように初歩のキャッチボールです。キャッチボールも続ければそれなりに上手くなりますが、やはりスローイングの基本を身につけたほうが上達が早いでしょう。一人では情報も限られます。カメラを愛する仲間たちで切磋琢磨する、そのことも写真会の楽しみです。

 時は足早に過ぎ去っていきます。年齢を重ねるほど早く感じます。印画紙に残された映像はいつまでも残ります。そしてその心に刻まれた映像が見たい時に蘇ってきます。また自分の技術の修練を印画紙の上にしっかり残しておき、仲間に自慢(?)することも楽しみのひとつでしょう。私たちの永遠のテーマ「光と其階調」への向上を段階を追って確認するのも印画紙に残す楽しみです。プロの写真家も似たようなきっかけで趣味の領域を超えていったのではないでしょうか。私たちのまわりの友達にもそのカメラの楽しみを伝えたいですね。カメラをいつも持ち歩いていると、普段は気にも留めていないモノが急に見えてくることがあります。そのモノに心が反応してシャッターを切る。人が見過ごす美しさを発見したうれしさや驚き、それこそがカメラマンの心でしょう。人はカメラを持った時、どのような気分になるのでしょうか。画家、詩人、ジャーナリスト、自然科学者、その全て。いくつもの心を持つことが四季の移り変わりに敏感になり、身の回りの事柄に心をくだき、人間観察眼も磨かれ、人生の楽しみが深く広くなるでしょう。

 誰しも自分の時間を有意義に過ごしたいと思っているに違いありません。学生、OL、主婦、サラリーマン、あるいは会社を卒業された方。写真はその時々に感動を与えてくれる小さいけれど大きな世界を見せてくれる道具です。一つだけれど多面的な世界を隈なく写すことができます。リチャード・アドベンは人間を写しました。ロバート・キャパは戦争を写しました。マン・レイは時代の感受性を写しました。あなたは何を狙っているのでしょう。小さなカメラであなたの感受性を広げていった世界を深くも浅くも表現することができるのです。皆さん、カメラを持ち歩きましょう。新しい日本写真会の歩みは、あなたの今年のシャッター音からスタートします。この年の皆様のご活躍を期待してやみません。

●第24回同人・同友展開催
 ・会期:平成15年11月11日〜19日
 ・会場:新宿コニカミノルタプラザ ギャラリーA
 ・同人25名、同友29名、顧問2名、合計56名の出品。
 ・来場者10788名。
 ・コニカミノルタプラザ賞受賞者:真中誠、竹内克友、
  福原美那枝、小野伸夫。

●「福原信義賞」と本部例会成績優秀者
 福原信義賞   福原美那枝
  1位 81票 福原美那枝
  2位 62票 徳永 弘
  3位 61票 早瀬壽雄
  4位 58票 遠藤侑快
  5位 55票 神原武昌
  6位 48票 加藤康夫
  7位 47票 安田富男
  8位 46票 山田重夫
  9位 43票 山本彬夫
 10位 41票 丸岡 孝
 10位 41票 藤本淳子
 12位 38票 山田勝巳
 13位 35票 成田静子
 14位 34票 野地秀夫
 15位 33票 内田 求
 15位 33票 矢島得三

●2003−11月例会
 ◎「撮影会」入選作品(佐倉・印旛沼:
  出品数63点 投票数5票)
 「山車廻し」    22票(内同人票6) 早瀬壽雄
 「水辺の詩」    17票(内同人票3) 福原美那枝
 「夕映」      15票(内同人票3) 神原武昌
 ◎「自由」入選作品 (出品数147点 投票数8票)
 「竹林光流」    29票(内同人票7) 佐藤 博
 「庭の訪問者」   21票(内同人票5) 井上一夫
 「Bottles」 19票(内同人票6) 神原武昌

●2003−12月例会
 ◎「撮影会」入選作品(横浜:出品数69点 投票数5票)
 「小春日」     17票(内同人票9) 遠藤侑快
 「挑戦」      11票(内同人票5) 篠崎史朗
 「光彩」      11票(内同人票2) 佐藤繁納
 ◎「自由」入選作品 (出品数134点 投票数7票)
 「朱光の道」    16票(内同人票5) 佐藤 博
 「大地」      10票(内同人票3) 遠藤侑快
 「虹のある山水画」 10票(内同人票1) 依田健三
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