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日本写真会 会報ダイジェスト 
2006−4・No.314
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●巻頭言 「半世紀前−そして今」  同人  中田 和郎

 現在の写真界を昔と比較してみると、カメラと感光材料の驚異的進歩により、先人が苦労した諸問題が総て解決し、カメラ任せラボ任せで作品が出来、更にデジタルがフィルム産業を圧迫する有様であるが、その中で日本写真会の会員は先師、先輩の残された教えを、現代に如何に個性豊かな芸術作品の制作に生かすかを考える時が来ている様な気がする。

 長年当会に身を置いた会員からすると、会の将来の有り様も、その歴史の正しい認識の中にこそ見えると思うので、甚だ断片的ではあるが、入会以来体験し肌身にも感じた在りし会の様子を綴り、参考に供したいと思う。

 入会は終戦後間もない昭和22年夏のことだが、当時の会の例会は並木通りの現資生堂ビル隣の貿易会館で開催され、是非お目に掛かりたかった福原会長は病床に居られ、路草同人は鬼籍に入られて声咳に接する事叶わず残念の極みであったが、会場は静かな雰囲気の中にも熱気が溢れ、出品された作品は品格、仕上げ等いずれも見事で、新人会員の遠く及ぶ処ではなかった。又会員各位の服装、礼儀正しく、誠にジェントルマンの集まりとの印象が強く、更に諸同人の厳正的確な中にも懇切な批評にはいたく感動させられもした。

 当時は戦時中の諸統制から開放され、総ての芸術が干天に慈雨を得た如く開花した状態にあり、当会も戦前からの優れた作家が結集し、福原会長の「光と其の諧調」を信条とした芸術写真家集団として、その頃自他共に認める最高の写真会であった。そこは又その後の人生に大きな影響を受ける良き師、良き先輩、良き友に巡り会える場でもあり、今日当時を返り見て感謝の念に堪えない次第である。

 衆知の通り、かつての写真の主流は白と黒の銀塩の化学変化に依るトーンで印画紙上に作品を表現していたが、当会のその白と黒の微妙なトーンの表現技術には他の写真会の追従を許さない素晴らしいものがあった。天才路草同人を先達としてその技術を継承し発展させた幾多の先輩が互いに切磋琢磨し、その結果を哲学的とすら云えるまで昇華させ、日本写真会調と云われ広く世間に轟かせ流布させた事実は、当会会員として決して忘却してはならない会の歴史である。

 往事、先輩会員は印画紙は勿論、それに合わせた現像液又は作品に適合した処方等独自に研究し、それを誇る事なく後輩に伝授し、後輩は之を感謝し尊敬し、そこから良好な付き合いが生まれて、会員相互間の関係も和やかであった気がする。当会は末永くこの様な会でありたいものである。勿論技術は表現の一部でしかないが、表現芸術の大きなファクターである事は否めない事実であり、いかに素晴らしいアイデアが浮かんでも、絵画、彫刻、音楽いずれでも、技術が皆無では一つとして完成することが不可能で、評価の外となってしまうだろう。

 尚、熊沢副会長から折りにふれ教えられた心構えが忘れ難い。即ち「写真を写そうとしては駄目だ。被写体が向こうから写して下さいと呼び掛け電波を送って来るからそこでシャッターを切れ。常日頃どんな波長でも受けられる様絵画、音楽等見て聴いて心の糧にする事」。

 画家の東山魁夷が「風景が描いてくれ描いてくれと云う。そうしたら描く」と語ったことがあるが、これは右の教えに対応するものである。

 

●2006−1月例会

 ◎「撮影会」入選作品(銀座:出品数98点 投票数6票)

 「語らい」      21票(内同人票9、赤2) 藤元淳子

 「 雨 」      17票(内同人票6)    赤堀良明

 「雨の銀座四丁目」  16票(内同人票8、赤5) 山田勝巳

 ◎「自由」入選作品 (出品数162点 投票数8票)

 「窓辺」       19票(内同人票8、赤5) 関口重男

 「初冬」       18票(内同人票7)    白石 剛

 「樹景」       13票(内同人票1)    佐藤和男

●2006−2月例会

 ◎「撮影会」入選作品(北茨城:出品数91点 投票数6票)

 「煌めき」      11票(内同人票4、赤1) 羽鳥弘章

 「寄せる荒波」    10票(内同人票4)    藤元淳子

 「漁村寸景」      9票(内同人票5)    山本彬夫

 「 炎 」       9票(内同人票3)    山下信行

 ◎「自由」入選作品 (出品数163点 投票数8票)

 「斜光」       15票(内同人票10、赤1)荒井 明

 「朝の漁場」     10票(内同人票2)    住吉英一

 「雪の造形」     10票(内同人票5)    山下信行

●2006−3月例会

 ◎「撮影会」入選作品(小金井公園:出品数111点 投票数7票)

 「逆光の土間」    19票(内同人票8、赤5) 山田勝巳

 「沸騰」       14票(内同人票6、赤2) 成田静子

 「光さす空間」    13票(内同人票4)    神 祺美恵

 「炉端」       13票(内同人票6、赤3) 依田健三

 ◎「自由」入選作品 (出品数168点 投票数8票)

 「都市有色」     14票(内同人票7、赤2) 荒井 明

 「夕の公園」     12票(内同人票5)    池田多門

 「氷の輝き」     11票(内同人票6、赤2) 早瀬壽雄

 「靄立つ」      10票(内同人票4)    小林康子

 

■平成18年度例会・撮影会年間予定表

[平成18年]

 5月11日(木)本部例会

 5月14日(日)本部撮影会:丹沢・大山

 6月 8日(木)本部例会

 6月11日(日)本部撮影会:栃木県塩原・矢板周辺(尚仁沢など)※一泊可

 7月13日(木)本部例会

 9月2〜3日(土・日)第74回夏季大会:赤倉温泉 ※一泊

 9月 9日(土)本部例会:課題コンクール作品

10月 7日(土)本部例会:夏季大会作品

10月15日(日)本部撮影会:東京原宿、表参道、新宿御苑

11月 9日(木)本部例会

11月      本部撮影会:横浜 ※特定の撮影日を設けず、11月中に各自が撮影

12月2〜3日(土・日)本部撮影会:東京都銀座 ※12月2日は忘年会 

12月14日(木)本部例会

[平成19年]

 1月11日(木)本部例会

 1月13〜14日(土・日)新年懇親撮影会:伊豆(1泊)

 2月 8日(木)本部例会

 2月      本部撮影会は休み

 3月 8日(木)本部例会

 3月11日(日)本部撮影会:日野(高幡不動、百草園、多摩動物公園)

 4月14日(土)本部例会

 4月15日(日)本部撮影会:鎌倉・江ノ島

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