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日本写真会 会報ダイジェスト 
2006−10・No.316
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●巻頭言 「高齢化社会に思う」  同人  山本 彬夫

 古希を過ぎて、益々日本写真会の会務に時間を割くことが多くなった。

 日本写真会の高齢化が指摘されるようになって久しい。撮影には時間と金がかかり、このことが写真サークルの高齢化に拍車をかけているように思われる。わたしの場合、安物のカメラを手にしたのは20歳過ぎてからだが、サークルで指導を受けながらいわゆる風景撮影を始めたのは50歳になってからだ。退職する頃には、趣味を聞かれると「写真」と答えるのを常とするようになった。しかし、若い頃には趣味として「写真撮影」という発想は全くなかった。高価なカメラを購入し、さらに撮影で散在するゆとりなどなかった。時間もなかった。

 一方、昔の資料を読んだり人の話を聞いたりしていると、昔は若くして写真に入れ込んだアマチュアが沢山いたようだ。先年亡くなられた秋山正太郎氏も、20歳前後で日本写真会に入会しておられたと聞く。昔は写真サークルの平均年齢が相当高かったのではなかろうか。指導的立場の人にしても60歳以下ではなかったろうか。しかし、このごろは事情が一変しているようだ。撮影しているとき周辺を見回しても、年金生活者風の人ばかりで、若い人を見かけることはまずない。

 わが日本写真会の平均年齢は、この9月末時点で約70歳である。10人のうち7〜8人は65歳以上の高齢者だ。先日、九州で早朝撮影していたとき、たまたま近くに居合わせたアマチュア・カメラマンが、自分の所属するサークルには300名ほどの会員がいるものの、高年齢の会員がほとんどであることを口にしていた。どうやら一部の小さなサークルを別にすれば、どこでも若い人が少なくなっているようだ。

 もっとも、わが国自体の少子・高齢化が政治問題となっているのだから、写真の世界だけが別というわけにもいくまい。21世紀半ばには、国民のおよそ10人に3〜4人が65歳以上(現在は10人に1〜2人)という超高齢化社会になることが予測されている。

 世間では一般に65歳以上を高齢者と呼んでいるようだが、わが会での65歳辺りの人を見ていると、まだ活力にあふれている感じがする。聖路加国際病院の日野原重明名誉院長がおっしゃるように、75歳、あるいは80歳ぐらいにならないと「新老人」の仲間に入れてもらえないのではないか。

 ところで、高齢化社会はネガティブに見られがちだが、果たしてそうだろうか。高齢とは相対的な言葉だ。社会全体が高齢化することによって、今までは隠居年齢と考えられていた年齢に達しても、世間が隠居を許してくれない。高齢者の側でも、自分達がまだ働ける評価されることに希望が見いだされるのではないか。そして、その働きから得られる報酬は「生きる喜び」であるだろう。我々の写真撮影にまつわる活動は生きる喜びになっている。

高齢化社会だから、高齢者こそが社会の中心的な存在である。年を取ると体力・気力ともに衰えるのは確かだが、若い人に欠けている経験と判断力が備わっている。発想の転換が求められているように思われる。

 高齢化社会の中にあって、我々は前途に希望を持ちつつ、楽しみながら撮影を続け、いつの日か傑作をまた、手中にするという夢を実現しようではありませんか。

●第79回展覧会開催

 ・会期:平成18年7月7日〜13日

 ・会場:富士フォトサロン(東京銀座)

 ・出品者:105名(入選者77名+同人・顧問28名)

 ・入賞作品

  福原信三賞 「風」     本部 荒井 明

        「端麗」    本部 佐藤 博

  福原路草賞 「宮出」    本部 安田富男

  同友秀作  「窓辺」    本部 金子庸子

        「木枯し」  新発田 長谷川久

  会長賞   「ヨシ刈り」  本部 渡辺利正

  福原信和賞 「朝霧に咲く」 本部 小金井きよ子

  特選    「宇宙」    本部 三樹正明

  準特選   「雨」     本部 赤堀良明

  優選    「光芒」    倉敷 星島孝雄

  奨励賞   「風光る」   宝塚 飯塚富朗

        「霧立つ」   津山 小林泰子

        「春のゆらめき」本部 三石美枝子

●2006−7月例会

 ◎「本部撮影会」入選作品(塩原、矢板周辺:出品数78、投票数5票)

 「雨上がり」    26票(内同人票11、赤4) 中村雅子

 「雨しずく」    12票(内同人票2)     矢島久仁江

 「石垣」      10票(内同人票6、赤1)  長 陽之輔

 ◎「自由」入選作品 (出品数145点 投票数7票)

 「霽れゆく」    12票(内同人票6、赤1)  真中 誠

 「網模様」     11票(内同人票8、赤3)  荒井 明

 「竹林」      10票(内同人票4、赤2)  山下加代子

 「フロアー」    10票(内同人票6)     丸山研造

●第24回課題コンクール 「花又は花のある風景」(出品数165点 投票数9票)

  会長賞

  「花菖蒲」    14票(内同人票8、赤1) 矢島久仁江

  入選1席

  「彼岸花の咲く棚田」 12票(内同人票7、赤1) 星島孝雄

  「しだれ」    12票(内同人票5)    山下加代子

  入選3席

  「美容柳」    11票(内同人票2)    山下信行

  「窓辺」     11票(内同人票5、赤1) 圓山久孝

 

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