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2007−10・No.320
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●巻頭言 「デジタルカメラとの出会い」  同友  山下信行

 今から450年程前、雨戸に小穴を開けて風景を眺めたことに始まったカメラの歴史も今や、電子技術を駆使したデジタルカメラを造り上げた。その進歩は著しいものがあり、一般の家庭用写真から芸術写真まで、従来からあるフィルムカメラと同等の作品ができるレベルまで発展してきた。

 その登場に一も二もなく入り込んだのは、父が、時計、ラジオ等の修理を行っていた関係で、幼い頃からメカニズムの素晴らしさに触れる中で受けた「メカ好き」から端を発しているのだと思う。

 

 デジタルカメラは、35oカメラと外観も操作も大差なく、フィルムの代わりに電子メモリカードを用い、何度でも使用でき、撮る毎に画をチェックし、納得出来なければ消去することも可能です。加えて、プリント技術を修得すれば、ラボに種々の注文依頼をせずとも、自分で修正、表現ができるのです。

 要は、撮る事と、作品にする事の二つの楽しみを味わえるのです。

 とはいえ、原画≠ェ良くなくては「トマト」が「イチゴ」になる事は決してなく、また、できあがった作品は、少なくとも自分が納得するものでなければなりません。

 

 ここ1年程、デジタル写真を例会に提出していますが、私の作品に対していくつかお教示いただいた中での課題と、私なりの解決法を述べてみます。

@写真の色むらや、色のノイズが多い。この場合は撮影対象とプリント技術に左右される。対象物は単色、すなわち、雪景、霧景、夜景などの場合に現れやすい。改善のポイントは露出で何段階かに変えて撮影し、影響が小のものを選ぶ。ノイズには、カメラのノイズフィルターを併用する事はいうまでもない。

A作品がシャープすぎる。作品をシャープにするには、画像ソフトを用いて行うが、あまり枠線が出ない程度に抑えた方が良い。シャープさの程度を確認する場合は、画を拡大した方がわかりやすい。

B色に深みがなく、微妙な階調が不足し、ペイント感がある。撮影対象により異なるが、青や緑等の特定の色が強く出て、写真全体の色の深みがなくなり空気感が出ない。このように特定の色が強く出た場合は、その色の彩度を落して他の色とのバランスを取ると改善される場合がある。デジタルカメラとフィルムカメラは別物とはいえ、私にとっては最大の課題であり、色の配合に関する知識の重要性も痛感しています。ともあれ、写真の基本はしっかりしたフレーミングとピント合わせ最適露出で撮影する事が大切で、後で修正することを安易に考えると前述した課題が増え作品に無理がでて良い作品とはならない。

 

 デジタルカメラとの出会いは私の写真人生に新鮮な刺激をあたえてくれました。日本写真会の「光とその階調」をモットーに、基本を忘れず、自分の感性を活かした写真をどう撮しとれるようにするか、種々の課題を克服して、日々研鑽を重ねて新しい道へ挑戦を続けていけば、デジタル特有の芸術性、個性を活かしたすばらしい写真ができるものと信じます。

 日本写真会82年の歴史に本年「80回展」を中心に「福原三兄弟と仲間たち」展、そして「大銀座展」が2週間にわたり、富士フォトサロン開設50周年に当たり且つ富士フォトサロン東京のラスト・イベントとして開催されました事を喜んでおりますと共に富士フォトサロン東京の御厚意に感謝申し上げます。

 

●2007−6月例会

 ◎「本部撮影会」入選作品(掛川:出品数83、投票数4票)

  「いにしえを想う」 17票(内同人票8)     岩井滋行

  「旧家」      15票(内同人票8)     依田健三

  「田植えを終えて」 14票(内同人票6)     山田重夫

 ◎「自由」入選作品 (出品数140点 投票数8票)

  「往く春」     17票(内同人7)      篠崎史朗

  「水と光のハーモニー」  16票(内同人5)      小泉 進

   「急流」      15票(内同人7)      内田 求

 

●2007−7月例会

 ◎「本部撮影会」入選作品(水元公園:出品数80、投票数4票)

  「光るクモの巣」  14票(内同人票9)     小泉 進

  「暖簾」      12票(内同人票5)     中島 一

  「捕食」      11票(内同人票5)     真崎好江

 ◎「自由」入選作品 (出品数133点 投票数7票)

  「狩り成功」    19票(内同人9)      三宅 透

  「詩情」      15票(内同人5)      山下信行

   「夏の兆し」    12票(内同人6)      神原武昌

 

●第25回課題コンクール 「 動 」(出品数130点 投票数8票)

  会長賞

   「簗に踊る」    24票(内同人票11)   岩井滋行

  入選1席

   「浜辺の姉妹」   20票(内同人票7)    星島孝雄

  入選2席

   「熱演」      17票(内同人票6)    山田重夫

  入選3席

   「トップサーファー」15票(内同人票7)    小林一隆

 

■本部例会自由作品コンクールの新設 (最上位者には福原信和賞を贈呈)

 2007年12月より新しい本部例会年度に入りますが、新年度より表題のコンクールと賞をスタートさせます。これは同友と一般会員の自由作品のみを対象としたコンクールで、支部会員も本部会員と同じ土俵で競い合っていただこうという趣旨で設けたものです。入賞は一位から三位までとし、一位者には新しい福原信和賞が贈られます。特に、支部会員の皆さんの活躍を期待いたします。なおこの賞の新設に伴い、年度展の福原信和賞は廃止します。

 この福原信和賞の新設により、本部例会関係の褒賞は次のとおりとなります。

○福原信義賞(本部例会賞)

 コンクールは同友と一般会員の撮影会作品と自由作品を対象としたもので、入賞は一位から 三位まで、一位入賞者には福原信義賞を贈呈。

○最優秀同人賞

 同人の自由作品のみを対象としたもので、原則として最上位者のみ表彰、ただし僅差の二位 者には優秀同人賞が贈られる。

○福原信和賞

 本部例会の自由作品コンクール最優秀賞。

 

■本部例会運営方法の一部変更

 2007年12月の新例会年度より同人の撮影会作品の取り扱いを変更いたします。現在同人の撮影会作品は参考作品として取り扱い、青色の丸いマークを付し、投票対象から除外しておりますが、新年度からはこの取り扱いを廃止し、青マークを付けずに投票対象といたします。ただし、同人は年間の本部例会賞の対象とはなりません。

 

■第26回課題コンクールについて

 ・平成20年度 課題 「海」

 ・締め切り 平成20年8月6日(火) 午後4時まで本部事務所まで必着。

 

 
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