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日本写真会 会報ダイジェスト 
2008−4・No.322
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●巻頭言 「複眼的観察の勧め」  同人  篠崎史朗

 株式・商品相場などに関心のある向きなら、先刻承知かもしれぬが、相場格言に“鳥の目、虫の目、魚(さかな)の目”と言うのがあるようである。

 “鳥の目”とは市場全体を大きな目で観察せよ、更にその中で時の関心を呼ぶ分野に一歩踏み込んだ観察を加えよ、と言う相場師としての心構えを解いていると言う。

 “虫の目”とは市場の細部にも目配りを忘れるなという訓戒である。確かに、細かい部分から綻びが生じ、大きな傷となる事例は多い。日本では、一昨年ライブドア事件で株式市場が大きく揺れ動いたことが記憶に新しい。国際社会の現在の最大の関心事は、米国のサブプライムローンを震源地とする深刻な経済原則懸念であろう。世界の片隅のローン問題と言う小さな傷から事が始まっているのである。

 “魚の目”とは市場の潮の流れを観察せよとの教えのようである。市場全体の動きの中で利益を追求する相場師にとり、時流がどちらの方向に勢い付いているのかの確かな判断は必要不可欠であろう。

 要するに、この格言は、相場に携わる者に、絶えず複眼的姿勢で市場を見つめる必要を説いている。一方、写真は社会通念上相場とは無縁である。然し、その無縁な世界の格言が説く複眼的観察の姿勢には、写真家が被写体を観る心構えを身に付ける上で、大変参考になり見習いたい内容を包含していると言えるのではないだろうか。

最初の“鳥の目”だが、写真で言えば、広角から望遠までの撮影の基本ともるレンズワークに通じるものであろう。如何なる被写体であれ、写真家は、まず対象全体を観察し、その中で自己の感性に反応する部分があれば、そこに観察眼を集中し、どれだけをどう切り取るかを決定し、シャッターを押すことになる。その際使用するレンズはどう切り取るかにより決定されることになる。この手順は、おそらく億万光年先の宇宙の神秘を探る天体観測でも、手段は別として同様であろう。

 “虫の目”的観察とはマクロレンズの世界への誘いと解することが出来よう。マクロレンズを通し、通常の人間の眼の可視範囲を超えた微細な世界を覗き見た時の驚きと感動は写真の一つの醍醐味と言える。

今後より高性能なレンズが開発されることがあったら写真の世界はより広く深いものになるのだが。

 “魚の目”というのは一見全く写真と無縁のようだが、之は文字通り魚眼レンズの活用に繋がると読むことができよう。このレンズを通して見る世界は、歪み、圧縮され、同じ三次元の被写体を観察するにしても、伝統的な透視法とユークリッド平面幾何学的手法に馴れた現代写真家に異次元的世界の存在を暗示するかのような光景を演出してくれるだろう。

 複眼的姿勢での観察を以てしても、相場は意の侭には展開しないかも知れぬが、写真で得る処はあっても、失うものはあるまい。複眼的観察を勧める所以である。

 

 

●第63回定時総会開催 (平成20年4月12日)

 1.平成19年度事業報告、決算報告

 2.平成20年度事業計画、収支予算案

   等々

●祝新同人、新同友誕生 (平成20年4月12日)

 同人 曽我 修(本部)

 同友 星島孝雄(倉敷支部)

●諸事業委員

 第81回展覧会委員     委員長:荒井明  副委員長:池田多門、塩澤元

 第76回夏季大会委員    委員長:早瀬壽雄 副委員長:安田富男

 第27回課題コンクール委員 委員長:篠崎史朗

 第29回同人・同友展    世話人:池田多門、早瀬壽雄、安田富男

 第74回忘年会委員     委員長:三浦邦彦 副委員長:加藤泰夫

●2008−1月例会

◎ 「本部撮影会」入選作品(東京六本木:出品数82、投票数5票)

 「光彩の中」    12票(内同人票7)     加藤泰夫

 「斜光」      10票(内同人票1)     篠崎史朗

 「ビルの谷間」   10票(内同人票3)     丸山研造

◎「自由」入選作品 (出品数144点 投票数7票)

 「夜明けの干潟」  17票(内同人4)      星島孝雄

 「小鴨の着水」   13票(内同人6)      佐藤繁納

 「ハシビロ鴨」   13票(内同人4)      佐藤繁納

 「舞う鯱」     13票(内同人6)      安田富男

 

●2008−2月例会

◎「本部撮影会」入選作品(千葉県銚子一帯:出品数79、投票数5票)

 「ジュエリーアイス」17票(内同人票6)     山下加代子

 「渚の詩」     16票(内同人票8)     池田多門

 「砂浜朝光」    11票(内同人票5)     徳永 弘

◎「自由」入選作品 (出品数145点 投票数7票)

 「寂情」      14票(内同人3)      山田重夫

 「噴水」      14票(内同人4)      丸山研造

 「カーブ」     12票(内同人3)      中村丈夫

 「波動」      12票(内同人7)      佐藤和男

●2008−3月例会

◎「本部撮影会」入選作品(東京都府中市:出品数79、投票数5票)

 「町家朝の光」   19票(内同人票12)    神 祺美枝

 「夕の茶屋」    12票(内同人票6)     池田多門

 「梅にメジロ」   10票(内同人票3)     佐藤繁納

◎「自由」入選作品 (出品数142点 投票数7票)

 「逍遙の小道」    9票(内同人6)      篠崎史朗

 「閑寂」       9票(内同人1)      成田静子

 「明け行く」     9票(内同人5)      佐藤 博

 「水掛祭」      9票(内同人3)      山田重夫

 

 
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