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2009−1・No.325
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●巻頭言 「カメラで脳を鍛える」  会長  福原有一

 新年明けましておめでとうございます。今年は丑年ですが、昨年からのニュースを見ていても、のんびり平和に過ごせる年ではなさそうです。ある方の漢字の読み違いから始まり年末の流行語大賞まで、言葉と言うものがクローズアップされた年末でありました。昨年を一言であらわす言葉は「変」だそうです。アメリカのオバマ次期大統領が「CHANGE」を掲げて当選したことも「変化」の変ということでしょうか。しかしながら日本にいる私には天候の「異変」、景気の「急変」、で生活が「大変」などと悪いイメージの「変」としか思えませんが。

 

 ところで、恒例の年末ヒット商品番付のなかに一眼レフカメラで世界初の動画撮影機能を搭載したニコンのカメラがありました。一眼レフで動画なんて、福原信三が生きていたら驚いたことでしょうね。また、今年のヒット商品予想では「料理」「楽器」「落語」などをマスターするプチ研修ツアーや、ここ数年ブームを呼んでいる「ご当地検定」を受ける、いわば「脳の鍛える商品」が頭角をあらわすそうです。そういえば最近、脳の皺が減ってきているように感じているのは私だけではないでしょう。

 

 アメリカの精神神経免疫学の発表では「趣味や地域活動」に熱心に取り組んでいる人は、そうでない人より病気の回復が早く、医療費の軽減にも寄与していると、報告しています。つまり病院に行く暇があったら「趣味」を楽しめということなのです。

 脳科学者のジェフ・ホーキンス先生はヒトの知能や学習の仕組みをつかさどっているのが大脳新皮質であり、筋肉のように鍛えることができると発表しています。20歳を過ぎると一日10万個の神経細胞が死滅します。しかしながら、救いはあるのです。脳の回路(ニューラルネットワーク)、海馬といわれる部分を鍛えれば、何事においても練習を繰り返して技術や身体の能力を向上させるように「脳力」もあがるのです。それを鍛えるには既存の概念や常識に捉われず「なぜ?」と思うことが大切だとホーキンス先生は話しています。

 

 このごろは写真家にとって言葉とはなにか、について考えています。それが私の「なぜ?」です。よい写真とは何か?なぜ写真を撮るのか?よき写真家はよき文章の書き手である、と思います。作家の写真集を見ながら、その文章を読むと、言葉一つ一つに彼らを動かしている知恵と経験と心情が確かに写真に表れていると思えるのです。それは、旅人が手にする地図や磁石のようなものです。例えば、信三と同時代の野島康三は「写真に自分の心を生かすにはどうするのか」と問い続けました。また詩人の荻原朔太郎は写真を趣味としていましたが、作品集のなかで「自然の風物の中に反映されている、自分の心の郷愁が写したいのだ」と書いています。信三は「光と其諧調」のなかで「画面のよく調和された調子……光線の強弱に由って生ずる濃淡の調子こそが、写真製作において、第一義のものである」と宣言しました。

 さて皆さんの「なぜ?」はなんでしょう。「なぜ?」を心に抱いて写真を撮り、シャッターの数だけ脳の皺を増やしませんか。

 

●2008−10月例会

 ◎第76回夏季大会作品(琵琶湖周辺 出品数150、投票数9票)

  会長賞 「夕暮」     18票(内同人票6)  葛西康隆

  入選1席「時の跡」    16票(内同人票10) 佐藤 博

      「雨あがりの庵」 16票(内同人票4)  岩井滋行

  入選3席「堂に降る」   12票(内同人票5)  山下加代子

 

●2008−11月例会

 ◎撮影会作品(つくば市真壁町 出品数71、投票数5票)

  「憩いを待つ」  20票(内同人票10)  池田多門

  「秋空」     13票(内同人票7)   野地秀夫

  「斜光を浴びて」 11票(内同人票3)   徳永 弘

  「簾の内」    11票(内同人票4)   徳永 弘

  「旧屋を守る」  11票(内同人票3)   今井保俊

 ◎自由作品(出品数123、投票数6票)

  「花の道」    19票(内同人票7)   佐藤繁納

  「秋日のひととき」18票(内同人票7)   小林輝雄

  「一条の光」   13票(内同人票4)   徳永 弘

●第29回同人・同友展開催

  ・会期:平成20年11月11日〜20日

  ・会場:新宿コニカミノルタプラザ ギャラリーA

  ・同人・顧問24名、同友33名の出品。

  コニカミノルタプラザ賞受賞者:

  「風物詩ノンポリ」 同人 徳永 弘

  「逍遙の道」    同人 篠崎史朗

  「蓮池」      同友 長谷川 久

  「冬景」      同友 渡辺金市

●2008−12月例会

 ◎撮影会作品(狭山丘陵とその周辺 出品数46、投票数4票)

  「古壁のデザイン」18票(内同人票6)   岩井滋行

  「縁側」     11票(内同人票8)   三浦邦彦

  「結界」     10票(内同人票5)   池田多門

 ◎自由作品(出品数127、投票数7票)

  「秋霜の路」   12票(内同人票8)   中田和郎

  「ライン」    11票(内同人票6)   高澤大介

  「錦の池」    10票(内同人票2)   岩井滋行

  「映り込み」   10票(内同人票4)   星島孝雄

  「朱紅の回廊」  10票(内同人票4)   佐藤 博

 

 
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